この前ログインしたら、家でカッパがくつろいでいました w
ここ私の作業場兼内輪の溜まり場(セキュリティ万全)なので、別に誰か居ても驚かないんですが、それが見慣れたいつもの姿で無くカッパだったので、軽くサプライズだったよね (°ω° )
このシチュエーションで一度はやらかして欲しいおいしい状況を(ネタ的に)さっそくやってくれました。さすがネタ道をわかってらっしゃる。このカッパの被り物、表情とかすごくかわいいんだよね。
スカルプテッドプリム(sculpted prim)とは
それはそうと、今日の本題はスカルプテッドプリムについてです。セカンドライフの立体構造物は
- 生プリム
- スカルプテッドプリム
- メッシュ
の三種類に分類できると思います。スカルプテッドプリムも生プリムの一種といえばそうなのかもしれませんが、スカルプテッドプリムはちょっと特殊な作りなのでやはり別枠で。スカルプテッドプリムやメッシュ制作は、外部の3D制作ツールを用いることになります。
スカルプテッドプリムは、生プリムとメッシュの中間というのが概要としては正確かもしれません。生プリムよりも自由に形を作れるけど、メッシュほど自由に形は作れない。そもそもスカルプテッドプリムは、画像の色の値をXYZ頂点座標として立体モデルを作成しています。こう言われてもなんのこっちゃーですよね。
簡単に言うと、左の画像が、右のグラスになる感じです(ざっくり)
左の画像は一見ただのグラデーション画像に見えますが、その1ピクセル1ピクセルに3D空間上の座標を記録しています。
で、この画像を生プリムの「形状タグ→スカルプト」で、テクスチャを貼り変えることで、あらあらなんという事でしょう!生プリムの形がワイングラスに!と、なります。
ね?簡単でしょ?(^q^)
ただこのスカルプテッドプリム、曲線的な回転体などは超得意分野なのですが、バラバラに分かれたパーツや直線的な形状が作りにくい。直線的な形状を書き出すツールもあるにはあるみたいなんですが、ちょっと情報が古くて今も健在なのかどうか・・・(´°ω°`)
メッシュとスカルプテッドプリム(at 景観オブジェクト)
メッシュの登場により過去のテクノロジーのなりつつあるスカルプテッドプリム。スカルプテッドプリムの制作ツールの情報を漁ってみたんですが、現在は開発も止まっていて何とも微妙な感じ。むしろメッシュの登場により既に御役御免になったかと思われるスカルプテッドプリムですが、実は今なおメッシュに勝る利点を持っているのです。それは・・・・
ど ん な に 大 き く し て も 1 プ リ ム !
プリム番長の私大歓喜!(°∀° )
例えば、こういった花畑はメッシュで作成するなら単純な板ポリゴンで、頂点数的には非常にロウポリゴンで作成できますが、いかんせん体積が大きい。故にメッシュでこの大きさを作ろうとすると4プリム~8プリム、とにかく大きさに比例してプリム数はどんどん増えてしまいます。
おちおち、拡大も出来やしねぇ・・・!(ボソッ
ハムに降り注ぐ木漏れ日にしても同じで、大きな体積を必要とするため、こちらもメッシュで作成した場合大きさに応じてプリム数が膨らんでしまいます。
んが、これをスカルプテッドプリムで作ってみたら、たったの各1プリム!どんなに大きくしても1プリム!(大事なことなので二回)
と、言うわけで花畑と木漏れ日を試験的に作ってみました。木漏れ日は少しパーティクルを出してみました。光線の歪みとか、花のテクスチャとかクオリティに関してはまだまだ色々要修正なんですけど。とりあえず方法論は理解した(と思う)
あと木は購入品ですが、実はこれもスカルプテッドプリム製だった。幹の部分と葉の部分の2プリムのスカルプテッドプリムで構成されています。素晴らしい。また、山などの地形オブジェクトを作る際などにも大いに活躍しそうです。スカルプテッドプリム△
そう、省プリムな景観作りの強い味方、それがスカルプテッドプリム!地形も含めて引き続き色々試してみたいです。
※ツール系自分メモ※
- obj2sculpt(Objデータをスカルプトに変換)
- Prim Oven(インワで生プリムをスカルプトに変換)