セカンドライフでアバターに装着するアイテムを作る分には、そこまでポリゴン数を気にする必要無いようです。別ゲーならハイポリ過ぎてBad CCリストに入れられそうなものも、恐らくインワールドに結構あふれている予感。
セカンドライフのプリムとメッシュ
それはさておき、土地に置くもの、家具や建物等々になると話は別です。各々の土地にはプリム数使用上限が設定されているので、アイテムのプリム数に関してはシビアにならざるを得ない。1プリムを笑う物は1プリムで泣くっ!(キリ
LI=ランドインパクトとは別名「土地への負荷」。メッシュをアップロードするときは「土地への負荷」として表示されます。LIはそのオブジェクトを土地にrez(置く)すると消費される土地のプリム数です。因みに土地における残量は、その土地にあるアイテムを見るとチェックできます。「あらあらここはギリギリだわね」とか「プリム数分けて欲しいくらいだわ!」とか、まあそんなことを考えるのは店とかやってる人くらいかも。
セカンドライフオリジナルのプリム製アイテムはキューブ、スフィア、円柱、円錐などプリミティブオブジェクトを組み合わせて作っているので、パースごとに1LI消費してしまいます。
対してメッシュ製と呼ばれる外部から3Dポリゴンモデルをインポートしたものだと、そのポリゴン数(および頂点数)と大きさによって、LIが計算されます。メッシュ製はLIを低く抑えることが可能で、外部ソフトで制作できるので(頑張れば)クオリティも高いものが作れます。メッシュ製品はプリムとして換算するときに小数点以下の数値を持っているため、下の例のようにメッシュ製品をリンクしたら合計プリム数が小さくなった、なんてことも。
1プリム(実際は0.5プリム) + 3プリム(実際は2.5プリム) = リンク後合計3プリムに!
他ゲー的には、外部モデルをインポートするMODとかって当たり前な概念なんですが、セカンドライフだと2011年の末くらいから可能になったとかなんとか。逆にそれまで純正のプリムで頑張っていたのがすごい。
例えばこちらのなんの変哲も無いような棚、The 7th Avenue, の店内にハマるようにモデリング。腰までの高さくらいの大きさで1プリムです。仮にこれを純正プリムで作ろうとすると、適当換算ですが多分10プリム近く必要なはず。
お分かりいただけただろうか?、メッシュの省プリム性能 (°ω° )オカワリ
LIはまとめると軽くなる?
The 7th Avenue,はBar & Cafeですので、グラス類がないと・・・(°ω° )
ということで急遽グラスっぽいものを作成。上記画像にはグラス類が31個あります。これらのグラスを31個別オブジェクト(リンクされた状態であとからバラせる)でアップロードすると、結構なLIになります。が、31個全てのグラスを統合し、遠距離用モデルを省いたところ2.6LIでアップロードできました。ちょっとサイズが小さかったのでインワールドで拡大したところ6LIに。棚等とリンクしたところ合計値が下がったのでたぶん5.??LIくらいだったのかも。
モデルを統合した状態ですので、自由にグラスを配置することはできませんが、予め配置が決まっていたり動かさないのであれば統合して省プリを図るのもひとつの手かも。因みにグラスのポリゴン数は、各種類のグラスひとつにつき三角ポリゴン換算で上段左から
1764/1764/2124
648/1296/864
こんな感じ。実はもっとロウポリモデルも作ったんですが、つい欲がでてスムースかけちゃった。不要なエッジを削ればもっと少なくなるはずです。(時間が無いのでやりませんでしたが)
※注:勉強中なので間違ってることがあるかも