前回、TMPさんのフリーにあるまじきとんでもないメッシュボディClassicについてお届けして参りましたが、新しいメッシュボディにありがちなのが「対応アプライヤーが乏しいよ問題」ですね。
そんな問題を吹っ飛ばす新技術が最近セカンドライフに登場しました。それがBOMと呼ばれるものです。擬音感溢れる名称ですが、Bake(s) On Meshの略で、直訳すると「メッシュ上に焼付け」。今回はそのBOMをClassicメッシュボディに適応してみようという回です。でもそもそもBOMって何よ?という所から入らないといけないのがこれの痛いところ!(ノ∀`*)アチャー
簡単に言うとBOMとはメッシュボディにシステムスキンを使えるようにする新技術です。ここに解説入れようと思ったんだけど何か面倒臭くなった。各自ぐぐって。
こまけぇことはいいんだよ!実際にBOMを使ってみよう
実践あるのみ!さっそくClassicでBOMを使ってみたいと思います。今回は何かと今話題のGENUS Baby Faceと定番Maitreya Laraで構成されたみあこちゃんでスタートです。
- [BODY] Classic (f) (1.2.1)
- [EDIT] (1.1)
- [FEET] Classic (f) (Classic Fit) (1.1)
- [HANDS] Classic (f) (1.1)
- Default Avatar Eraser
メッシュボディと服を脱がせてClassicのこれらを装着。なんだか足が纏足のようになってます。別のメッシュボディからClassicに変更した際にはシェイプの調整が必要ですね。
メッシュヘッド(アプライヤー)+Classicボディ(BOM)
で、さっそくですが「Default Avatar Eraser」を外します。もちろんボディが二重に重なって残念な感じになりますがちょっとガマン。
ClassicHUDのスライダーらしきのアイコンを押すと「Apply BOM」というボタンが出てきます。そちらをポチると、あら不思議!いま着てるシステムスキンがClassicメッシュボディに表示されちゃった!
どうやら今着てたのはMUDSKINさんの105番ですね。このヒャッハーした人間のアイコンがシステムスキンです。何かボディが出てこないよ!とか一部消えてるよ!という方は、不要なアルファをつけていないかどうかご確認ください。アルファファイルのアイコンは↑の画像のリストの一番上、「GENUS Project – Head Alpha」横をご覧ください。格子柄のTシャツみたいなやつです。
せっかくなのでMUDSKINさんの105番に対応するメッシュヘッドをつけてみましょう。LeLutka Chloeに[ MUDSKIN ]_SATOMI # BARE_105アプライヤーのヘッドをつけて、シェイプもそれ用にチェンジしました。うーん、ますます貧弱ボディに。ClassicはMaitreyaより華奢にになりがちですね。
それはさておき、首の境界は全く問題なし。これが前回できなかった「メッシュヘッドのアプライヤーメーカーが、システムスキンを同梱してくれている場合」というパターンです。
メッシュヘッド(アプライヤー)+Classicボディ(BOM)
今使ってるメッシュヘッドは変えたくないけど、ボディはClassic使いたい!という場合はこれが一番理想的な手段ではあります。メーカー謹製のシステムスキンが無い場合は、前回の記事のネックフェード画像で何とかしろ!ルートへ。
メッシュヘッド(BOM)+Classicボディ(BOM)
もちろんメッシュヘッドとメッシュボディ両方にBOMを適応する事もできます。先ほどのモデルをClassic向きにシェイプ修正し、ヘッドのアルファを外します。
LeLutukaはHUDのスキン項目のところの「BakeOnMesh」をポチることでBOM対応します。(メッシュメーカーによってはHUDにBOM機能が搭載されておらず、BOM対応HUDを別に用意しているところもあるので、BOM対応HUDを貰ってきましょう)
先ほどのMUDSKINさんのシステムスキンはあくまでメッシュヘッドを使うことを前提にされているので、顔の部分はのっぺらぼう状態です。という訳で、私のシステムスキンフォルダが火を噴くぜ(実際はそうでもない)
Lara Hurleyさんのグループギフト(Lara Hurley-Violet hairbase /Pale *Group Gift*)が中々いい感じでハマりました。システムスキンが上手くメッシュヘッドにのるかどうかはそれぞれ次第。キレイにハマったらラッキーくらいの感じで。全身BOMでひとつのシステムスキンを着ているので首の境界に問題など起こるはずもないですね。ブラボー♥
もちろんメッシュヘッドのメイク機能を使うこともできます。ちょっとリップをメイクで変えてみました。更に言うとスキン以外のシステムメイク、タトゥーなども使用できるので、メイク等によるカスタマイズ性2倍。
これで全身BOM完成~☆と思いきや・・・。
BOMで手足のつま先がヤバい問題
なにこれ!
解説しよう。本来のリンデンアバターメッシュには爪などというポリゴン数食う贅沢なものは付いておりませんので、スキン職人たちが頑張ってスキンテクスチャの数ピクセルの間に爪を描いたのです。その苦労の跡がこれだ有り難く拝み給え。
という訳にもいかないので、一通り拝んだら以下のアイテムで何とかしましょう。
Sweet’s Free! Bake on Mesh – Quick Nail Cover Fix
https://marketplace.secondlife.com/p/Sweets-Free-Bake-on-Mesh-Quick-Nail-Cover-Fix/18140945
これはシステムタトゥーを(靴下と手袋も)活用した、手足の爪テクスチャをふわっとコンシーラーで隠す、みたいなものです。
Sweet’s BoM Quick Nailfix – Feet & Hands (color me!)
を装着してみましょう。すると
ふわっと隠れました。ですが色が今一つ合っていない様子。インベントリ上で先ほど装着したSweet’s BoM Quick Nailfix – Feet & Handsを右クリック「編集」してみましょう。
「色・色彩配合」の項目をクリックし、何となく目立たないであろう色を頑張って設定します。
色調整が終わったらタトゥーの「保存」を忘れずに。
足は結構コンシーラー感目立つけど、手はかなり自然。因みに手と足の色が結構違うスキンの場合は、ちゃんと手だけ、足だけ版が入っているのでそちらで対応してください。
(豆1)BOMに使用できるシステムレイヤー系アイテム
旧クラシックアバター時代を知らない世代の方向け。これらのアイコンのアイテムは着用することによってBOMに適応できます。
眼球はメッシュヘッド付属の目にもBOM適応できると思いますが、メッシュヘッド付属の目って位置調節ができないので、私は単独でメッシュアイを付ける派です。メッシュアイを付ける際は目のアルファを忘れずに。
一番下のシステムアルファに関しては、いい感じのアルファがあればメッシュボディのHUDよりも細やかな調整が可能になります。もちろんメッシュボディのHUDアルファを使用しても良し。でもシステムアルファだとアウトフット登録できるので、着替えた時にHUDでアルファ切り替えるより楽ですね。
システムアルファは自分でも作れるので「セカンドライフのアルファマスクを作ろうぜ」の記事などを参照してジャストフィットなシステムアルファを自作するのもいいかもです。
他にも靴とか上着(ジャケット的な)などがあったような気もする。さすがに服類はBOMで使わないと思うのでスルー。
(豆2)なんか表示がおかしいんだが!
ビューワーを最新版とかにしてください。BOM対応していないビューワーだとこうなります。
あとで加筆修正するかもしれませんがとりあえず、Legacy ClassicボディでBOMを使ってみる篇でした。そのうちClassic無料じゃなくなってたらごめん!